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    国税庁パンフレット「暮らしの税情報」

    パンフレット「暮らしの税情報」(平成23年度版)
    http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/koho/kurashi/index.htm

     経理や税務の仕事に関わってない人はあまり見る機会がないかと思いますが、このたび国税庁のホームページに、「税の基礎知識」という小冊子がPDFでUPされました。

    税金全般について、一般の人向けにわかりやすく書かれています。法律って相変わらず難解だけど(さすがに漢字とカタカナだけの条文はほとんどなくなりましたが)、税金以外にも、最近の官公庁はわかりやすい資料を作っています。私たちの税金も、こうしたことに使われるのならば納税のしがいがあるのですが。

    会社勤めだと税金のことは意識せずに生活している人も多いかと思いますが、所得税、消費税、はたまた酒税、タバコ税など、私たちの生活と税金とは切っても切り離せません。本屋さんにいって入門書を買うのもいいですが、この冊子もとてもわかりやすく、税金の基礎知識をざっとおさらいするのにはオススメです。

    【目次】
    ・税の基礎知識・・・1
    ・給与所得者と税・・・5
    ・高齢者や障害者と税・・・10
    ・暮らしの中の税・・・13
    ・不動産と税、贈与・相続と税・・・23
    ・申告と納税・・・35
    ・その他・・・39


     時間がなくて全部読むのも大変、という人のために、オススメのページを記しておきます。
    1.みんなが知っておいたほうがいい内容
     税の基礎知識(P1~P4)
    2.会社勤めの人
     給与所得者と税(P5~P9)
     暮らしの中の税の「保険と税」(P15~P16)
    3.株式投資をしている人
     暮らしの中の税の「株式と税」「利子や配当と税」(P21~P22)
    4.マイホームを買った人、買おうとしている人
     不動産と税、贈与・相続と税の「マイホームを持った時①②」(P23~P28)

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    どうなる?IFRS

     「2015年3月期についての強制適用は考えていない。強制適用する場合、決定から5~7年程度の十分な準備期間の設定を行う」。自見庄三郎金融担当大臣は2011年6月21日、日本企業に対するIFRS(国際会計基準)の適用について、このような見解を表明しました。

     これまでは2009年の「2012年中に強制適用の是非を決定、決定から適用まで最低3年間の期間を置く」という発表により、最短2015年3月決算から、という暗黙の了解で各企業はIFRS強制適用に備えプロジェクトを進めてきましたが、一気にトーンダウンです。

     2015年3月というと先の事のように思えますが、2015年3月からIFRSで開示をするためには2013年からIFRSでの会計処理を始めなければならず、さらにその準備期間として1~2年かかると考えると、もう今から準備を始めて間に合うかどうかというところ。適用が延期されるとのコメントでほっとした担当者も多いのではないでしょうか。逆にかなりプロジェクトが進んでいる企業にとっては延期によって余計なコストが発生するので大ブーイングです。

     アメリカでの適用論議も停滞しているかに見えて、マスコミもすっかり延長ムードを煽っていますが、冷静に考えてみると、自見大臣はIFRSの適用に関して直接的にはなんの権限もありません。いつなくなるかわからない菅内閣の大臣の思いつき発言をあまり鵜呑みにするのも危険です。IFRS適用時期については、本日6月30日から始まる企業会計審議会で、本当の議論が始まるところです。まずはここでどんな結論が出されるかに注目したいところです。

     IFRS適用については、賛成派、反対派で様々な政治的駆け引きが繰り広げられており、さらに世界に目を向けると、欧州と米国の覇権争い。米国は当初IFRS強制適用に後ろ向きでしたが、適用もやむなしとみると今度はいかにしてIFRSをアメリカナイズするかに腐心しています。日本はいつものごとく、世界的な覇権争いから取り残され、決められたら基準によって唯々諾々と従うのみ。そして日本は相変わらずコップの中の争いでその中の企業はさらに振り回される結果となります。

     しかし、IFRSというのはあくまで「投資家に有用な情報を提供する」ための報告書の一形態のルールに過ぎず、IFRSで企業が変わる!なんていったコンサル会社の売り文句を鵜呑みにしていると、散々危機感を煽られてコンサル会社やシステムを導入した結果、書類の山だけが残った内部統制の二の舞になりかねません。かといってここまで話が進んでいる以上、いまさら強制適用がなくなるということもありません。IFRSの重要な概念に「原則主義」というのがあります。細かい基準や指針に従うのではなく、会社としていかなる意志決定をするかがIFRSでは問われますが、このIFRS適用に向けての準備自体が、錯綜する情報から状況を判断し、会社として意思決定することを試されているような気がします。

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    新年度スタート!決算業務スタート!


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     今日は4月1日、学校や多くの3月決算の会社にとっては新年度のスタートです。行政も4月から新年度なので、税制をはじめとして様々な制度が改正されます。ただ今年はねじれ国会や震災でそれどころではないのですが。

     私が勤める会社も3月決算ですが、経理部門としてはこれからが期末決算のスタートなので、ほっと一区切りというのはもう少し先になります。今日は経理部門では年度末を迎えてから決算をどうやって締めているか簡単に紹介します。決算業務も業種や規模によって違いますが、上場規模の会社で海外展開もしており、連結決算を行っている会社をイメージしてください。

     第1週 各営業所の締め切り
     まずは各営業所や本社間接部門それぞれで3月決算を締めます。会計システムはネットワーク化されているので、各部署が責任をもって入力し、BSの残高や損益をチェックします。経理部としては数字が出来上がるのを待っていればいいのですが、実際には各部署からの問い合わせの対応に追われっぱなしです。
     
     第2週 会社全体の締め
     各部門の入力期限後、経理部門で全体のチェックおよび決算整理を行います。システム連動で自動的に計上される仕訳も含めて、金額間違いや計上漏れがないかの精査を行い、必要な修正を原課に依頼するとともに、貸倒引当金など全部署が確定しないと計算が出来ないもの計上します。

     第3週 税金計算、監査
     税引前の決算が固まると税務グループが税金計算を行います。それが終わり個社決算が確定すると決算監査ですが、時間も限られているので項目によっては期中や決算確定前から前倒しで処理方法の相談をしたり、監査を受けていきます。監査を受けながら自分たちも前期比較や予算比較など決算値の分析を行い、異常値がないかをさらにチェックします。

     第4週 連結決算
     子会社も含めたすべての個社決算が確定すると、連結決算作業に入ります。連結決算は簡単にいうと親会社と各子会社のすべての決算を足し上げて、内部取引を消去する作業です。基本的な処理はシステムがやってくれるのですが、お互いの消去数値が合わなかったり、海外子会社など決算期が異なる会社の調整など、マニュアル調整が必要な処理もあります。またグループ企業再編なとのイレギュラーで複雑な処理はシステムが対応していないので、自分たちで処理方法を考えなければなりません。この辺もう少しシステム対応してくれたらな~とちょっと不満です。

     第5週~ キャッシュフロー計算書、注記作成
     前週までで公に発表されるような決算内容(売上、当期利益など)は確定しますが、それ以外の決算開示事項であるキャッシュフロー計算書や注記事項も作成しなければなりません。キャッシュフロー計算書は要はお金の流れを表にするだけなのですが、連結キャッシュフローで内部取引消去などが絡んでくるとかなりややこしいです。また注記事項は会社によっても様々で、大手の連結パッケージでも対応出来ていないので主にExcelなどで数値を集計します。

     まだまだ続きますが…
     ここまでやって最終的に監査でOKがでて取締役会で承認されたものが決算発表されます。上場会社でのまとまった情報として最も早く開示される決算短信は期末より45日以内の発表。それ以降も有価証券報告書の作成や税務申告用の明細の作成、株主総会用の資料作成等6月くらいまで書類作成の日々が続きますが決算発表がひとまずの区切りです。長いようにも思えますが、実務側の感想としてはあっという間。とにかくGW前後が決算確定の瀬戸際なので休めるか休めないかギリギリのところ。GWをたっぷり満喫したいと言う人は、経理業務、会計業界への就職はやめた方がいいと思います(笑)

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    tomonzo_jp

    Author:tomonzo_jp
    某社経理部勤務の税理士。英語勉強中。今年は今の仕事に加え何か社会貢献も。英語学習記事・書評・休日の鎌倉lifeなども気ままに書き綴りたいと思います。

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